JX金属(5016)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
JX金属(5016)は、半導体・情報通信分野に欠かせない銅やレアメタルを原料とする先端素材の開発・製造・販売を主な内容としてグローバルな事業活動を行っており、半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔を主力製品としております。これらに加えて、銅やレアメタルの資源開発や、製錬・リサイクル事業を手掛けており、上流から下流までをつなぐ強固なサプライチェーンを有することにより、安定的に先端素材をマーケットに供給し、持続可能な経済・社会の発展に貢献しております。
当社グループは、半導体材料セグメント、情報通信材料セグメント、基礎材料セグメントの3つの報告セグメントにて構成されております。成長戦略のコアである半導体材料セグメントと情報通信材料セグメントをフォーカス事業と位置づけ、先端素材分野での技術の差別化や市場創造を通じて、市場成長以上の利益成長を目指しております。一方、基礎材料セグメントをベース事業と位置づけ、銅・レアメタルの安定供給を通じてフォーカス事業を支える役割を担っております
[事業系統図]
初値予想
JX金属(5016)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「半導体材料、情報通信材料の製造及び販売、資源開発、金属の製錬、
- リサイクル」で普通
- 業績は、普通
- 当選本数は、微妙
第23期第3四半期連結累計期間、利益を確保している(売上高は、円安基調の継続、金属価格の高止まり等の増収要因はあったものの、MLCC及びPPCの一部株式譲渡によって両社が連結子会社から持分法適用会社へ変更となり、両社の売上高が連結範囲から外れたことを主因として、前年同期間比54.0%減の516,921百万円となりました。営業利益はPPCの株式一部譲渡に伴う利益剥落等があったものの、スマートフォンやサーバ用途製品における主要製品の増販等により、前年同期間比3,019百万円増益の86,170百万円となり、税引前四半期利益は前年同期間比4,786百万円増益の82,922百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期間比4,354百万円増益の46,029百万円)が、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2025/3/3】
仮条件がでました。
想定価格:862円
仮条件 :810~820円
想定価格から見て、仮条件が下振れで、当選本数のリスクが大きいと判断し、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | JX金属 |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:半導体材料、情報通信材料の製 造及び販売、資源開発、金属の製錬、 リサイクル) |
業績 | ○ 評価項目: 売上高(10% 以上):△ 経常利益(10% 以上):○ 当期純利益(10% 以上):○ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):○ |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | プライム市場 |
事業の内容 | 半導体材料、情報通信材料の製造及び販売、資 源開発、金属の製錬、リサイクル |
業種別分類・コード | 非鉄金属・5016 |
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 304,679,900株 |
OA株数 | 69,774,000株 |
当選本数(売買単位:100株) | 3,744,539本 |
仮条件決定日 | 3/2 |
BB期間 | 3/3~3/7 |
公開価格決定日(当選日) | 3/10 |
申込期間 | 3/11~3/14 |
上場日 | 3/19 |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券 | みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 JPモルガン証券 野村證券 SMBC日興証券 水戸証券 めぶき証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 |
事業規模
想定価格 | 862円 |
上場時発行済み株式総数 | 928,463,102株 |
想定時価総額 | 8,003.4億円 |
吸収金額 | 3,227.8億円 |
案件規模 | 大型案件 |
企業業績
では、また!!
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