トヨコー(341A)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
トヨコー(341A)は、2006年に独自に開発したSOSEI工法は、これらを解決できる工法として、2024年12月までに累計152万㎡の施工実績に達し、主として自動車や電機メーカーの工場を修繕してきました。SOSEI事業は、塗装業が出自である当社が自社工事に限定して行ってきました。工法だけ自社で開発し、施工は他社に任せて収入を得るのではなく、工事会社として、現場の作業者の目線で、作業者が使いやすい道具や工法の開発を行い、自社で責任をもって施工する「責任施工」にこだわって事業を展開してきました。屋根上工事は危険が伴うため、安全基準の整備などに強いこだわりを持ち、企業経営を行ってきました。
SOSEI工法は、瞬間硬化する特殊な樹脂を老朽化した屋根上に吹き付け補強する工法です。2層目(SOSEIコート)まで吹き付ける事で、作業員がスレート屋根上に乗っても踏み抜けない強度が生まれるため、この範囲に作業員が乗り、転落事故を防ぎながら新たな範囲を施工する工法の特許を取得しております(特許第7332142号、第6815548号)。
また、1層目に断熱効果のあるウレタンフォームを吹く事で、夏場の屋根裏温度が最大20℃程度低下するため、空調の効率化を通じて電気代やCO2排出量が削減し、脱炭素化の時代に向けても相応しい工法となっております。
[事業系統図]
初値予想
トヨコー(341A)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「3層の樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる「SOSEI」の施工及び老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する「CoolLaser」の製造・販売」で普通
- 業績は、普通
- 当選本数は、微妙
第30期第3四半期累計期間、利益を確保している(売上高は1,538百万円、営業利益は264百万円、経常利益は247百万円、四半期純利益は268百万円)が、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2025/3/12】
仮条件がでました。
想定価格:700円
仮条件 :700~730円
想定価格から見て、仮条件が維持で、当選本数のリスクが大きいと判断し、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | トヨコー |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:3層の樹脂をスプレーコーティ ングして強靭な屋根に蘇らせる「SOSEI」の 施工及び老朽化したインフラのサビや塗膜等 をレーザーで除去する「CoolLaser」の製造 ・販売) |
業績 | ○ 評価項目: 売上高(10% 以上):△ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):△ 自己資本比率(40%以上):△ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | グロース市場 |
事業の内容 | 3層の樹脂をスプレーコーティングして強靭 な屋根に蘇らせる「SOSEI」の施工及び老朽 化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで 除去する「CoolLaser」の製造・販売 |
業種別分類・コード | 建設業・341A |
公募株数 | 1,000,000株 |
売出株数 | 2,700,000株 |
OA株数 | 555,000株 |
当選本数(売買単位:100株) | 42,550本 |
仮条件決定日 | 3/11 |
BB期間 | 3/12~3/18 |
公開価格決定日(当選日) | 3/19 |
申込期間 | 3/21~3/26 |
上場日 | 3/28 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 大和証券 みずほ証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 |
事業規模
想定価格 | 700円 |
上場時発行済み株式総数 | 13,026,600株 |
想定時価総額 | 91.2億円 |
吸収金額 | 29.8億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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