【IPO新規】東京地下鉄(9023)の初値予想とBBスタンスについて

東京地下鉄(9023)の新規上場が決まりました。

わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。

事業内容(概要)

東京地下鉄(9023)グループ（当社及び当社の関係会社（うち連結子会社14社、非連結子会社１社、持分法適用関連会社４社））が営んでいる事業内容は、次のとおりです。

(1) 運輸業

東京都区部を中心に、９路線からなる地下鉄ネットワークを保有し、鉄道の運行及び運営並びに鉄道施設等の保守管理を行っています。

(2) 不動産事業

鉄道事業とのシナジー効果が発揮できる事業展開を基本とし、当社路線の沿線において、渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ、東急プラザ原宿「ハラカド」など、オフィスビルやホテルを中心とした不動産の賃貸を行っています。

(3) 流通・広告事業

当社資産などを活用し、当社路線の駅においてＥｃｈｉｋａなどの商業施設の運営を行う流通事業、主として駅構内や車両内の広告を取り扱う広告事業、光ファイバーの賃貸などを行う情報通信事業などを行っています。

[事業系統図]

初値予想

東京地下鉄(9023)の上場において、気になる点は下記になります。

• テーマ的には、「1. 旅客鉄道事業の運営　2. 都市・生活創造事業の運営　・ 流通事業（駅構内店舗、商業施設の運営等）　・ 不動産事業（オフィスビルの賃貸等）　・ 情報通信事業（光ファイバーケーブルの賃貸等）」で普通
• 業績は、普通
• 当選本数は、微妙

第21期第１四半期連結累計期間、利益を確保している（業績は、経済活動が活性化したこと等により、旅客運輸収入が増加し、営業収益が1,019億５千万円（前年同期比6.4％増）となり、営業利益が290億９千７百万円（前年同期比33.7％増）、経常利益が262億９千万円（前年同期比38.7％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が180億６千４百万円（前年同期比37.8％増））が、当選本数が多めを考慮すると、公募割れの可能性があると判断します。