QPS研究所(5595)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
人工衛星による地球観測データの取得において、現在主流となっている観測手段は光学衛星です。光学衛星は、地球から反射する太陽光を光学カメラやセンサーによって観測します。そのため衛星と観測地点の間に雲のような遮蔽物が入る悪天候時や、観測地点に太陽光が届かない夜間には、観測データの取得が著しく制限されます。
QPS研究所(5595)ではこのような課題を解決し、地球のリアルタイム観測が当たり前となった世界を実現するため、①夜間や悪天候時でも撮影が可能であること、及び②常に衛星が上空を飛んでいる状態にするために多数の衛星を打ち上げることの両方を実現するべく、小型SAR衛星の開発及び製造を行い、小型SAR衛星により取得した地球観測データ及び画像の提供を主な事業(以下「地球観測衛星データ事業」という。)としております。
[事業系統図]
初値予想
QPS研究所(5595)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「小型SAR 衛星の開発、製造、小型SAR 衛星より取得した画像データ販売」で普通
- 業績は、微妙
- 当選本数は、微妙
第19期第1四半期累計期間、利益を確保していず(売上高175,249千円、営業損失85,940千円、経常損失85,564千円、四半期純損失は86,677千円)が、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2023/11/20】
仮条件がでました。
想定価格:380円
仮条件 :380~390円
想定価格から見て、仮条件の価格が維持なので、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | QPS研究所 |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:小型SAR 衛星の開発、製造、 小型SAR 衛星より取得した画像データ販 売) |
業績 | △ 評価項目: 売上高(10% 以上):○ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):△ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | グロース市場 |
事業の内容 | 小型SAR 衛星の開発、製造、小型SAR 衛星よ り取得した画像データ販売 |
業種別分類・コード | 情報・通信業・5595 |
公募株数 | 5,720,800株 |
売出株数 | 0株 |
OA株数 | 858,100株 |
当選本数(売買単位:100株) | 65,789本 |
仮条件決定日 | 11/17 |
BB期間 | 11/20~11/27 |
公開価格決定日(当選日) | 11/28 |
申込期間 | 11/29~12/4 |
上場日 | 12/6 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | みずほ証券 SBI証券 東海東京証券 岡三証券 FFG証券 香川証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券 |
事業規模
想定価格 | 380円 |
上場時発行済み株式総数 | 31,802,300株 |
想定時価総額 | 120.8億円 |
吸収金額 | 25.0億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
0 件のコメント:
コメントを投稿