全保連(5845)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
家賃債務保証とは、賃貸人に対して、家賃の支払いを保証するサービスであります。
賃借人が賃借料を支払わなかった場合、賃借人に代わって当社が代位弁済し、後日、賃借人から代位弁済した賃借料を回収します。一般的に不動産を賃借する場合、賃借人は賃貸人から連帯保証人を求められます。一方、当社の家賃債務保証サービスは、賃貸人に対して家賃の支払いを保証することになるため、連帯保証人は不要となり、賃借人は賃貸借契約をスムーズに締結することができます。当社は家賃債務保証サービスの対価として賃借人より保証委託料を受領しております。
当社は保証業務協定契約を締結している不動産管理会社や不動産仲介会社等(以下「協定会社」という。)を介して家賃債務保証サービスを提供しております。これは、賃借人が不動産の賃貸借契約の締結時に家賃債務保証を必要とするためであります。当社は本社・営業拠点を全国の主要都市中心に19拠点配置し、協定会社向けに積極的な営業を行っております。信用力の強化や協定会社のニーズに応えたサービス開発を通じて、49,469拠点、41,078社の幅広い協定会社ネットワークを構築してまいりました。また協定会社との保証業務協定契約は乗り換えが少なく、一定の先行優位性を保持していると考えております。
[事業系統図]
初値予想
全保連(5845)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「家賃債務保証事業」で普通
- 業績は、普通
- 当選本数は、微妙
第23期第1四半期累計期間、利益を確保している(売上高は6,053百万円、営業利益は847百万円、経常利益は832百万円、四半期純利益は575百万円)が、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2023/10/10】
仮条件がでました。
想定価格:730円
仮条件 :560~600円
想定価格から見て、仮条件の価格が下振れなので、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | 全保連 |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:家賃債務保証事業) |
業績 | ○ 評価項目: 売上高(10% 以上):△ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):△ 自己資本比率(40%以上):△ 自己資本利益率(10% 以上):○ |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | スタンダード市場 |
事業の内容 | 家賃債務保証事業 |
業種別分類・コード | その他金融業・5845 |
公募株数 | 2,549,200株 |
売出株数 | 3,406,800株 |
OA株数 | 893,400株 |
当選本数(売買単位:100株) | 68,494本 |
仮条件決定日 | 10/6 |
BB期間 | 10/10~10/16 |
公開価格決定日(当選日) | 10/17 |
申込期間 | 10/18~10/23 |
上場日 | 10/25 |
主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 |
事業規模
想定価格 | 730円 |
上場時発行済み株式総数 | 22,998,000株 |
想定時価総額 | 167.9億円 |
吸収金額 | 50.0億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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