ケイファーマ(4896)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
ケイファーマ(4896)は、有効な治療法が確立していない神経難病に対して、慶應義塾大学医学部生理学教室教授の岡野栄之、同大学医学部整形外科学教室教授の中村雅也を中心とした長年の基礎研究の成果を実用化し、一刻も早く臨床の現場に有効な治療法を届けるため、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業として、2016年11月に、「医療イノベーションを実現し、医療分野での社会貢献を果たします」を経営理念として、医薬品および再生医療等製品の研究・開発・製造・販売を事業目的として設立いたしました。
当社におきましては、iPS細胞を活用したiPS創薬事業と再生医療事業のハイブリッドで慶應義塾大学医学部等の大学や研究機関と連携して研究開発を推進するとともに、バリューチェーンを構成する各企業とも連携して事業活動を推進しております。
当社の主なビジネスモデルは、慶應義塾大学医学部等の大学機関や医療機関が保有する基礎研究の成果や特許等の知的財産権の独占的な実施許諾権等に基づいた開発パイプライン、又は、当社自らが基礎研究を進めた成果に基づいた開発パイプラインについて、製薬会社等のパートナーと、基礎/探索研究から企業治験の各段階において、共同研究開発や将来の製造販売等の権利の一部又は全部を譲渡するライセンス契約を締結して収入を受領するものであります。
[事業系統図]
初値予想
ケイファーマ(4896)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「
- 医薬品の研究・開発・製造・販売、再生医療等製品の研究・開発・製造・販売」で普通
- 業績は、微妙
- 当選本数は、普通
第7期第2四半期累計期間、利益を確保している(売上高1,000,000千円、売上総利益910,000千円を計上したものの、研究開発費を106,710千円計上したこと等により、営業利益は651,109千円、経常利益は651,026千円、四半期純利益は514,772千円)が、経営指標から継続的な売上が微妙であり、それを考慮し、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2023/9/28】
仮条件がでました。
想定価格:1,040円
仮条件 :900~1,040円
想定価格から見て、仮条件の価格が維持なので、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | ケイファーマ |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:医薬品の研究・開発・製造・販売 再生医療等製品の研究・開発・製造・販売) |
業績 | △ 評価項目: 売上高(10% 以上):- 経常利益(10% 以上):- 当期純利益(10% 以上):△ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | ○: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | グロース市場 |
事業の内容 | 医薬品の研究・開発・製造・販売 再生医療等製品の研究・開発・製造・販売 |
業種別分類・コード | 医薬品・4896 |
公募株数 | 1,680,000株 |
売出株数 | 0株 |
OA株数 | 252,000株 |
当選本数(売買単位:100株) | 19,320本 |
仮条件決定日 | 9/27 |
BB期間 | 9/29~10/5 |
公開価格決定日(当選日) | 10/6 |
申込期間 | 10/10~10/13 |
上場日 | 10/17 |
主幹事証券 | SBI証券 |
幹事証券 | 岡三証券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 極東証券 松井証券 楽天証券 |
事業規模
想定価格 | 1,040円 |
上場時発行済み株式総数 | 11,559,000株 |
想定時価総額 | 120.2億円 |
吸収金額 | 20.1億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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