ティムス(4891)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
ティムス(4891)は、アカデミア等の研究機関等の研究開発成果を基盤とした医薬品候補物質の研究開発を行い、グローバルの医薬品市場に展開することを主要な事業内容とした、創薬型バイオベンチャー企業です。
当社の現在のパイプラインは、ヒトが体内に有する酵素の一つである可溶性エポキシドハイドロラーゼ(sEH)を標的とした医薬品候補物質により構成されています。sEHを阻害することで「抗炎症作用」が得られることが分かっており、当社では様々な炎症性疾患を対象としてsEH阻害剤の開発を進めています。
当社のリードパイプラインであるTMS-007は、sEH阻害による「抗炎症作用」に加えて、プラスミノーゲンに作用することによる「血栓溶解作用」も有しており、急性期脳梗塞を対象とした臨床開発が進められています。また、後続パイプラインのTMS-008は、様々な炎症性疾患を適応として開発が進められており、現在、非臨床試験を実施中です。
[事業系統図]
初値予想
ティムス(4891)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「医薬品、医薬部外品、医薬品原材料、医療用機器及び医療用消耗品の研究及び開発」で普通
- 業績は、微妙
- 公開株数は、微妙
第19期第2四半期累計期間、利益を確保していない(営業損失は268,513千円、経常損失は469,091千円、四半期純損失は468,070千円)ことと、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断と判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2022/11/04】
仮条件がでました。
想定価格:670円
仮条件 :640~670円
想定価格から見て、仮条件の価格が維持なので、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | ティムス |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:医薬品、医薬部外品、医薬品原 材料、医療用機器及び医療用消耗品の研究及 び開発) |
業績 | △ 評価項目: 売上高(10% 以上):- 経常利益(10% 以上):○ 当期純利益(10% 以上):○ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):○ |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | グロース市場 |
事業の内容 | 医薬品、医薬部外品、医薬品原材料、医療用機 器及び医療用消耗品の研究及び開発 |
業種別分類・コード | 医薬品・4891 |
公募株数 | 1,499,100株 |
売出株数 | 86,800株 |
OA株数 | 559,600株 |
当選本数(売買単位:100株) | 21,455本 |
仮条件決定日 | 11/4 |
BB期間 | 11/7~11/11 |
公開価格決定日(当選日) | 11/14 |
申込期間 | 11/15~11/18 |
上場日 | 11/22 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 野村證券 みずほ証券 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 岡三証券 SBI証券 香川証券 楽天証券 |
事業規模
想定価格 | 670円 |
上場時発行済み株式総数 | 36,534,880株 |
想定時価総額 | 244.8億円 |
吸収金額 | 14.4億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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