ベースフード(2936)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
ベースフード(2936)は、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」というミッションのもと、特に栄養に関する課題を解決するため、“栄養のインフラ”としてのBASE FOODを目指し、完全栄養の主食を中心としたBASE FOODシリーズ(「BASE PASTA」・「BASE BREAD」・「BASE Cookies」)の開発と販売を行なっております。なお、商品製造については、外部業者に委託しております。
栄養バランスのとれた食生活を実践するには、栄養や食事の正しい知識や、それを実践する時間の余裕が必要となります。しかし、1980年には614万世帯であった共働き世帯数が2020年には1,240万世帯に増加しており、仕事や家事、育児などで忙しいために食生活に気を配る余裕がなく、調理に手間をかけない人も増加しております。“食”に掛ける時間の減少の結果、生活習慣病リスクは増大し、社会保障給付費は1980年度の24.9兆円(注4)から2020年度には126.8兆円まで増加するという社会問題につながっております。当社が開発するBASE FOODシリーズは、低脂質、低糖質、低塩分で、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど1日に必要な約30種類の栄養素が含まれ、1食で1日に必要な栄養素の1/3がバランスよくとれる完全栄養の主食を中心とした商品であり、栄養バランスの良い食事を通じて健康寿命を延ばすことで日本の社会問題を解決しうると考えております。
[事業系統図]
初値予想
ベースフード(2936)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「完全栄養食の開発・販売」で普通
- 業績は、微妙
- 公開株数は、微妙
第7期第2四半期累計期間、過去の業績の推移と利益を確保していない(売上高は4,584,914千円、営業損失は378,287千円、経常損失は376,743千円、四半期純損失は382,039千円)ことと、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断と判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2022/10/28】
仮条件がでました。
想定価格:950円
仮条件 :760~800円
想定価格から見て、仮条件の価格が下振れなので、判定を維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | ベースフード |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:完全栄養食の開発・販売) |
業績 | △ 評価項目: 売上高(10% 以上):○ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):△ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | グロース市場 |
事業の内容 | 完全栄養食の開発・販売 |
業種別分類・コード | 食料品・2936 |
公募株数 | 2,723,100株 |
売出株数 | 3,684,200株 |
OA株数 | 961,000株 |
当選本数(売買単位:100株) | 73,683本 |
仮条件決定日 | 10/28 |
BB期間 | 10/31~11/4 |
公開価格決定日(当選日) | 11/7 |
申込期間 | 11/8~11/11 |
上場日 | 11/15 |
主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
幹事証券 | 野村證券 大和証券 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 |
事業規模
想定価格 | 630円 |
上場時発行済み株式総数 | 50,869,700株 |
想定時価総額 | 320.5億円 |
吸収金額 | 46.4億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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