坪田ラボ(4890)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
坪田ラボ(4890)は、代表の坪田一男の基本理念である“ごきげん”をキーワードに近視、ドライアイ、老眼の新たな治療法の開発を目指す慶應義塾大学発ベンチャーであり、2012年5月に慶應義塾大学医学部眼科学教室の研究成果を社会に届けるために、また、イノベーションを起こすために株式会社ドライアイKT(現当社)を設立いたしました。
近視、ドライアイ、老眼は、超高齢社会における健康長寿とQuality of Visionの観点から眼科医療領域において大きな課題と認識されておりますが、いまだ原因療法が確立していないいわゆるアンメット・メディカル・ニーズ領域であります。世界では、近視は約26億人(出典1)、ドライアイは約7.5億人(出典2)、老眼は約18億人(出典3)の患者数が推定されており、これらの3領域の患者に対して革新的なイノベーションによる研究開発成果を届けるため、提携大学と連携し先進的な研究を行っております。その研究成果を評価するパートナー企業とともに共同開発を行い、新しい価値を提供する製品を上市しております。なお、当社の事業セグメントは、研究開発事業のみの単一セグメントであります。
当社のビジネスモデルは、パートナー企業との共同研究開発契約及び実施許諾契約による契約一時金、マイルストーン・ペイメントならびに事業化後(上市後)のロイヤリティ契約によるロイヤリティで収益化し、その収益を新しい研究に投資することで、新たな価値創造につなげております。
[事業系統図]
初値予想
坪田ラボ(4890)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「近視、ドライアイ、老眼等の治療に係る医薬品、医療機器等の研究開発」で普通
- 業績は、普通
- 公開株数は、微妙(多い)
第10期第3四半期累計期間、売上の伸びは見えないが、利益を確保している(売上高は550,005千円、営業利益は228,179千円、経常利益は291,064千円、四半期純利益は215,224千円)が、当選本数が多めを考慮すると、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2022/6/7】
仮条件がでました。
想定価格:450円
仮条件 :450~470円
想定価格から見て、仮条件の価格が維持なので、判定を維持「△→△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | 坪田ラボ |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:近視、ドライアイ、老眼等の治療 に係る医薬品、医療機器等の研究開発) |
業績 | ○ 評価項目: 売上高(10% 以上):○ 経常利益(10% 以上):○ 当期純利益(10% 以上):○ 自己資本比率(40%以上):○ 自己資本利益率(10% 以上):○ |
当選枚数 | △: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | グロース市場 |
事業の内容 | 近視、ドライアイ、老眼等の治療に係る医薬 品、医療機器等の研究開発 |
業種別分類・コード | 医薬品・4890 |
公募株数 | 2,500,000株 |
売出株数 | 1,340,000株 |
OA株数 | 576,000株 |
当選本数(売買単位:100株) | 44,160本 |
仮条件決定日 | 6/7 |
BB期間 | 6/8~6/14 |
公開価格決定日(当選日) | 6/15 |
申込期間 | 6/16~6/21 |
上場日 | 6/23 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | SBI証券 みずほ証券 三田証券 極東証券 楽天証券 マネックス証券 岡三証券 |
事業規模
想定価格 | 450円 |
上場時発行済み株式総数 | 25,132,700株 |
想定時価総額 | 113.1億円 |
吸収金額 | 19.9億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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