THECOO(4255)の新規上場が決まりました。
わたしの初値予想とBBスタンスについて紹介します。
事業内容(概要)
THECOO(4255)は、一般ユーザー向けのファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を行う「Fanicon事業」及びクライアント企業向けにインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援やオンライン広告コンサルティングを行う「法人セールス事業」を展開しております。
当社の創業者であり代表取締役の平良がグーグル合同会社で広告営業チームを統括していたことから、当社はオンラインマーケティングを支援するオンライン広告事業からスタートしております。その過程で、クライアントからYouTuberを使ってのプロモーションをしたいとの要望をいただき、YouTuberやインスタグラマー等のインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援である「インフルエンサーセールス事業」を開始して、成長してまいりまし。
そのような中、当社主催のオフラインイベントを通じて、ファンは「とにかく自分がどれぐらいそのYouTuberが好きかを知ってもらいたい」という欲求があるのに対し、YouTuberはそのような熱心なファンのことを知る機会や場所がなく、両者にコミュニケーションのギャップが生まれていることを知りました。このギャップを埋めるためのサービスとして、既存のファンクラブにはない双方向のコミュニケーションと、インフルエンサーからファンへの直接のコンテンツ等の価値提供のできるファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を開始いたしました。
[事業系統図]
初値予想
THECOO(4255)の上場において、気になる点は下記になります。
- テーマ的には、「ファンコミュニティプラットフォーム運営事業、インフルエンサーマーケティング事業及びオンライン広告事業」で普通
- 業績は、微妙
- 公開株数は、普通
第8期第3四半期累計期間、売上の伸びが見えず、利益確保ができていないこと(売上高は2,452,999千円、営業損失は59,070千円、経常損失は60,226千円、四半期純損失は64,832千円)から、
公募割れの可能性があると判断します。
BBの参加スタンス
現時点でのBBスタンス;
【更新日:2021/12/3】
仮条件がでました。
想定価格:1,290円
仮条件 :1,100~1,290円
想定価格から見て、仮条件の価格が維持なので、判定も維持「△」。
BBスタンスは、リスクを考慮して「SBI証券のIPOチャレンジポイント確保」とします。
独自評価
新規上場会社名 | THECOO |
独自評価(◎大、○:普通、△:リスク) | |
初値期待度 | △ |
人気度 | ○ (事業内容:ファンコミュニティプラットフォ ーム運営事業、インフルエンサーマーケティン グ事業及びオンライン広告事業) |
業績 | △ 評価項目: 売上高(10% 以上):○ 経常利益(10% 以上):△ 当期純利益(10% 以上):○ 自己資本比率(40%以上):△ 自己資本利益率(10% 以上):- |
当選枚数 | ○: 普通(~20,000本):○※ 多い(20,001本~):△ ※売出株数の影響を考慮要 |
上場スケジュール
■JPX:新規上場会社情報より引用 | |
市場区分 | マザーズ |
事業の内容 | ファンコミュニティプラットフォーム運営事業 、インフルエンサーマーケティング事業及びオ ンライン広告事業 |
業種別分類・コード | 情報・通信業・4255 |
公募株数 | 200,000株 |
売出株数 | 300,700株 |
OA株数 | 75,100株 |
当選本数(売買単位:100株) | 5,758本 |
仮条件決定日 | 12/3 |
BB期間 | 12/6~12/10 |
公開価格決定日(当選日) | 12/13 |
申込期間 | 12/14~12/17 |
上場日 | 12/22 |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | 大和証券 野村證券 いちよし証券 ㈱SBI証券 マネックス証券 楽天証券 松井証券 東洋証券 極東証券 あかつき証券 |
事業規模
想定価格 | 7,180円 |
上場時発行済み株式総数 | 2,021,355株 |
想定時価総額 | 145.1億円 |
吸収金額 | 41.3億円 |
案件規模 | 小型案件 |
企業業績
では、また!!
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