一般に、バージョンアップをする前に、バックアップが推奨されています。
バックアップとは;
- (スポーツで)他の選手の守備を後方でカバーすること。
- 人や団体の活動などに、背後から援助を与え、ささえること。また、その人や物。うしろだて。〔モダン辞典(1930)〕
- 機械などで、主な装置に故障や事故があっても代替できる補助の装置。
- コンピュータで、プログラムやデータの破損に備えて、その複製コピーを作っておくこと。
出典 精選版 日本国語大辞典/精選版 日本国語大辞典について 情報
ここでは、コンピューターでよく使用されているバックアップですので、
システム異常や装置の故障などによるデータの破損に備えて、ディスクの内容を複製し、別の記憶装置やメディアに保存すること。コンピューターの中身は、こまめにバックアップをとるのが望ましい。
システムがクラッシュしてデータが破壊されてもバックアップをとっていれば、バックアップ時点の状態にまでは戻せる。バックアップしたファイルを再びシステムに戻すことを復元という。
バックアップに使う装置は、大容量ハードディスクやDVDなどのリムーバブル・メディア、ネットワーク上のボリュームなどが利用される。最初にバックアップを作成したあと、次回からは変更されたファイルだけをコピーする方法を差分バックアップという。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
システムがクラッシュしてデータが破壊されてもバックアップをとっていれば、バックアップ時点の状態にまでは戻せる。バックアップしたファイルを再びシステムに戻すことを復元という。
バックアップに使う装置は、大容量ハードディスクやDVDなどのリムーバブル・メディア、ネットワーク上のボリュームなどが利用される。最初にバックアップを作成したあと、次回からは変更されたファイルだけをコピーする方法を差分バックアップという。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
そこで、エックスサーバーのWordPressのバックアップとバージョンアップについて、少し調べましたので説明します。
エックサーバーの自動バックアップ
自動バックアップとは?
エックスサーバーでは、サーバ設備の故障その他トラブルに備えて、2台のハードディスクに同じデータを同時に書き込むRAID1によるリアルタイムでの全データコピー(ミラーリング)を行うと共に、サーバー上のデータを1日1回バックアップ専用サーバーに自動コピーし、サーバー領域のWeb・メールデータ「過去7日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持する「自動バックアップ」機能にも全プラン標準で対応しています。(料金:無料)データのバックアップについて
サーバー上のデータは、1日1回、バックアップ専用サーバーに自動でコピーしており、全サーバープランともサーバー領域のWeb・メールデータ「過去7日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持しています。- バックアップ処理は、深夜から早朝にかけて実行されますが、状況によって数時間前後する場合があるため、時間帯は一定ではありません。
- サーバー設備のメンテナンスや障害等、弊社がバックアップ処理の実施が困難と判断した場合、バックアップ処理を一時的に停止することがあります。
- エックスサーバーにて行うバックアップは、データの確実な保全を保証するものではありません。データの消失や毀損などの可能性に備え、お客様ご自身でもデータのバックアップを行うことを強くお奨めします
バックアップ対象データ
サーバー領域データ(Web・メールデータ)
以下の領域に存在するデータを対象にバックアップを取得します。
- /home/(サーバーID)
バックアップ対象外のデータについて
POPでのメール受信や、WEBメールからの削除により、バックアップ処理実施時点でサーバー上に残っていないメールデータは保存が行えません。
また、以下の領域に存在するデータは対象外として、本機能ではバックアップを取得いたしません。あらかじめご了承ください。
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/wp-content/cache ディレクトリ配下
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/wp-content/plugins/(プラグイン名)/cache ディレクトリ配下
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/wp-content/debug.log
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/(任意のディレクトリ)/wp-content/cache ディレクトリ配下
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/(任意のディレクトリ)/wp-content/plugins/(プラグイン名)/cache ディレクトリ配下
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/public_html/(任意のディレクトリ)/wp-content/debug.log
- /home/(サーバーID)/Maildir ディレクトリ配下
- /home/(サーバーID)/Maildir.(数値) ディレクトリ配下
- /home/(サーバーID)/(ドメイン名)/xserver_php/session/
エックスサーバーのサーバーアカウント内に存在するファイル数が非常に多い状況などにより、バックアップの処理に大きな負荷がかかったり、処理があまりにも長時間に及ぶような場合など特殊な事由によって、ごくまれに一部のアカウントに関してバックアップの対象外とする場合があります。
万が一対象外とする場合は、該当のお客様個別にお知らせします。
MySQLデータベース
下記に該当するような場合は、バックアップの対象外となります。
- 破損等によりバックアップ処理が行えないデータベース
- 保有するデータベーステーブルの数が「1,000」を超えるデータベース
- バックアップの処理に大きな負荷がかかったり、処理が長時間に及ぶようなデータベース
データのバックアップ状況を確認するには
データのバックアップ状況は、サーバーパネル上の[バックアップ]⇒[自動バックアップ状況確認]からご確認が可能です。
バックアップデータの提供について
誤って重要なデータが消失してしまった場合などには、バックアップデータの提供も行っていますので、復旧用のデータなどとして活用できます。
手数料
バックアップデータの提供の際には、下記の通りデータ提供1回ごとに手数料が必要です。
- サーバー領域データ … ご指定の日のWeb・メールデータ(税抜:10,000円)
- MySQLデータベース … ご指定の日の特定のデータベース1つ(税抜:5,000円)
お申し込み方法
エックスサーバーのサーバーパネル内のアカウント上の「バックアップデータお申し込み」より、ご希望のバックアップ対象データをご指定の上、お申し込みください。
詳細な手順はエックスサーバー/サイトのマニュアルをご参照ください。
MySQLデータベースの復元用にバックアップデータをご利用の方へ
MySQLデータベースの過去7日分のバックアップデータは、サーバーパネル上の「MySQLバックアップ」より無償で復元できます。
詳細な手順はエックスサーバー/サイトのマニュアルをご参照ください。
データの受け渡しについて
お申し込みいただいたバックアップデータは、エックスサーバーにて手数料のお支払いを確認後、48時間以内にお客様のサーバー領域へ設置します。
設置完了後、完了のお知らせをご登録のメールアドレスへと通知いたしますので、FTPソフト等でダウンロードしてご活用ください。
バックアップデータの提供前には、サポートにて以下のパスに「backup」フォルダを生成します。
設置先パス:/home/サーバーID/backup
お客様にて削除しないようにご注意ください
-
提供可能なバックアップデータは、弊社にて手数料のお支払いを確認した時点からサーバー領域のWeb・メールデータは7日前、MySQLデータベースは14日前までのデータです。
保管期限間際のデータをご指定の場合は、手数料を速やかにお支払いください。
お急ぎの場合は、お支払い方法として、速やかな確認が可能な「コンビニ決済」「クレジットカード決済」を推奨いたします。 - バックアップデータは、システムにより自動的に取得されるものであり、当該データの完全性を保証するものではございませんので、予めご了承ください。
- ご利用期限を超過するなどして、ご契約が有効でない状態のサーバーアカウントではバックアップデータのお申し込みができませんので、予めご了承ください。
- 当社がバックアップ対象として指定している以外のデータや、消失または毀損が明らかであるデータのお申し込みは出来ません
また、データの保管期間を経過してしまった場合も、データの提供が行えませんので、予めご了承ください。
上記のような場合には、お支払いいただいた手数料を返還いたします。
エックスサーバーの手動バックアップ
FFFTPを使用して、バックアップを行うことが出来ますが、エックスサーバーのサーバーパネル内の「バックアップ」と「MySQLバックアップ」により、簡単にWebデータとデータベースの手動バックアップを行うことができます。
Webデータの手動バックアップ
Webデータの手動バックアップ
- STEP1:アカウントのバックアップをクリック
サーバーパネルの「アカウント > バックアップ」をクリックします。 - STEP2:対象のディレクトリをダウンロードをクリック
対象のディレクトリをダウンロードをクリックし、ダウンロードします。
データベースの手動バックアップ
サーバーパネル内の「MySQLバックアップ」より、簡単に現在のMySQLデータベースの手動バックアップを行うことができます。
データベースの手動バックアップ
- STEP1:「ダウンロード実行」をクリック
「現在のMySQLをダウンロード」をクリックします。作成したデータベースの中から、バックアップを行いたいデータベースの圧縮形式(圧縮しない/gz形式)を選択し、「ダウンロード実行」ボタンをクリックします。
- STEP2:バックアップの開始
バックアップが自動的に開始され、ダウンロードできます。
データベース1個の容量が目安値(MySQLバージョンにかかわらず1GB)を超えている場合、エクスポートできません。また、データベースの使用容量が目安値より下回っていても、多量のレコードが存在する場合は、エクスポートに失敗する場合があります。
手動バックアップのタイミング
エックスサーバーは、前記説明の通り、毎日、自動バックアップを行いますが、バックアップデータの提供を受ける場合、有料となります。
一般に、WordPressのバックアップは、下記を基準に、手動バックアップで行い、費用をセーブしては如何でしょう。
- 定期的なバックアップ
- カスタマイズ時のバックアップ
- プラグイン更新時のバックアップ
- その他イベント時のバックアップ
WordPressのバージョンアップ
WordPress の新バージョンが利用できるようになると、WordPress の管理画面に更新メッセージが表示されます。
更新には二つの方法があります。最も簡単なのはワンクリックアップグレードで、ほとんどの環境で動作します。何らかの理由で動作しない場合や、実際に手を動かすほうがいいという場合は手動アップグレードの手順に従うこともできます。
バージョンアップの手順について、簡単に説明します。
バージョンアップの手順
- STEP1:バックアップ
始める前にサイトの「データベース」と「全ての WordPress ファイル」をバックアップしてください。
何か問題が発生した場合、サイトの復元ができます。 - STEP2:全てのプラグインを無効化
管理画面でプラグイン画面を開き、全てのプラグインを無効化してください。
停止したいプラグインにチェックを入れて、一括操作の中から停止をクリックすれば一気に停止することができます。
WordPress 本体が変わるので、プラグインによってはアップグレード処理と衝突する可能性があります。 - STEP3:WordPressの更新
WordPress の更新はボタンをクリックするだけ行うことができます。
更新画面を開くには、新バージョン告知のメッセージがあればそれをクリックするか、メニューから「ダッシュボード → 更新」画面に移動してください。
「WordPress の更新」画面で「いますぐ更新」ボタンをクリックすると処理が開始されます。
他には何もしなくても、完了すれば最新版の WordPress が利用できるようになります。 - STEP4:プラグインを再び有効化
管理画面から、使用するプラグインを有効化してください。
停止した時と同様に一括で有効化をすることができます。
SiteGuard WP Pluginを使っている方は、プラグインの有効時、「新しいログインページURLを、ブックマークしてください。」と通知がきますので、注意してください。
以上で、エックスサーバーのWordPressのバックアップとバージョンアップについての説明は終わりです。
では、また!!
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