日本の証券会社は多く、個々の証券会社に特徴があります。
このサイトでは、IPO(新規公開株)をメインに取り扱っており、個々の証券会社のIPOに関する特徴を調べています。
今回は、丸三証券(マルサントレード)について説明します。
参考)わたしが参加したIPOで、主幹事をした証券会社、事前入金不要の証券会社以外の証券会社;
- マネックス証券
- 岩井コスモ証券
- 楽天証券
- auカブコム証券
- 丸三証券(マルサントレード)
- エイチ・エス証券
1.特徴
丸三証券(マルサントレード)の主な特徴は下記になります。
- IPO引受数(2019年の引受数:15社/86社中)
- IPO主幹事引受数(2019年の主幹事引受数:0社)
- IPO抽選は一律抽選(平等抽選)
- 口座数(2019年:約113万口座)
次に抽選について説明します。
2.抽選について
丸三証券(マルサントレード)の抽選は、配分予定単元数の10%を一律に抽選する方法:「一律抽選」と、その残りの株数について当選確率優遇サービスにより抽選する方法:「ステージ抽選」の二通りです。
- 一律抽選(平等抽選)
- ステージ抽選
一律抽選(平等抽選)
公募売出価格以上の価格で抽選申込されたお客様を対象に、全てのお客様とも同じ確率で一律に抽選を実施します。
- 抽選はお客様単位で実施します。申込株数の多寡による確率の違いはありません。
- 当選されたお客様には最低単元の株数を配分します。
- 複数単元のお申込をされていましても最低単元の配分となります。
- 一律抽選は、次の場合には行いません。
イ. ブックビルディングの需要申告件数が配分予定単元数を上回らない場合
ロ. 抽選を行う株数が5単元に満たない場合
ステージ抽選
一律抽選で配分した株数以外で相当数ある場合に限り、その残りの株数の一定量をマルサントレードのお客様を対象に以下の要領で抽選を実施します。
- 「一律抽選」に当選されなかったお客様を対象に実施します。
- 当選確率は、過去にお支払いいただいた手数料に応じて3つのステージに分かれます
【ステージ抽選の当選確率基準】
ステージ | 過去にお支払い頂いた 株式手数料※ | 当選確率(理論値) |
Aステージ | 300,000円以上 | Cステージの5倍 |
Bステージ | 120,000円以上 | Cステージの2倍 |
Cステージ | 120,000円未満 | 1倍 |
※ 手数料の算定期間:4月~9月の抽選⇒前年9月~2月の手数料
10月~3月の抽選⇒3月~8月の手数料
「ステージ抽選」による当選は、お一人様年間(4月1日~3月31日)4銘柄以内。
抽選の割合について、少し調べてみました。
日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」の丸三証券(マルサントレード)のデータから、新規公開株の個人のお客様への配分は、一律抽選とステージ抽選を合わせると100%でした。
項目 | 抽選の割合 | 備考 |
新規公開株の個人のお客様への配分 | 100% | 例)HENNGE 引受単元数:116 一律抽選:11(9.5%) ステージ抽選:105(90.5%) 浜木綿 引受単元数:83 一律抽選:9(10.8%) ステージ抽選:74(89.2%) ワシントンホテル※ 引受単元数:4 一律抽選:0(0%) ステージ抽選:0(0%) ※5単元以下のため、抽選なし |
わたしは、当選確率を上げるため、毎回、応募していますが、まだ、当選していません。
残念です。(^_^)
3.手数料について
丸三証券(マルサントレード)の現物取引の手数料は下記になります。
銘柄コース 同一日・同一銘柄・同一取引種類の 売買代金の合計額 | 売買手数料 |
20万円以下 | 200円(税抜) |
20万円超500万円以下 | 売買代金×0.100%(税抜) |
500万円超 | 5,000円(税抜) |
一日コース 1日の売買代金の合計額 | 売買手数料 |
30万円以下 | 240円(税抜) |
30万円超5,000万円以下 | 売買代金×0.080%(税抜) |
5,000万円超 | 40,000円(税抜) |
では、また!
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