今回は、IPOの取扱数の多い五大証券のSMBC日興証券について調べてみました。
参考)五大証券とは;
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
1.特徴
SMBC日興証券の主な特徴は下記になります。
- 五大証券の1つである
- IPO引受数2位(2019年の引受数:61社/86社中)
- IPO主幹事引受数2位(2019年の主幹事引受数:20社)
- IPO抽選に外れても、ステージ別抽選(IPO優遇特典)で再抽選
- IPO抽選は平等抽選
- 口座数が多い(2019年:約345万口座)
次に抽選について説明します。
2.抽選について
SMBC日興証券の抽選は、下記2段階方式になっています。
- IPO抽選(平等抽選)
- IPOステージ別抽選(IPO優遇特典)
IPO抽選(平等抽選)
SMBC日興証券のIPO抽選は、平等抽選です。
平等抽選は、1口座に1口の抽選件が与えられます。
すなわち、申込株数が多い少ないに関係なく、当選確率が平等です。
申込時、申込株数の買付余力の確認が行われますので、事前に入金が必要になります。
もし買付余力が不足していた場合は、申込が出来ません。
抽選の割合について、少し調べてみました。
日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」のSMBC日興証券のデータから、新規公開株の個人のお客様への配分は約15%でした。(総合コースの店頭窓口が残り約85%です。)
SMBC日興証券の「ステージ別抽選の概要」では、その個人のお客様への配分:約15%の約10%をIPO抽選、約5%をIPOステージ別抽選に割り当てています。
次にIPOステージ別抽選(IPO優遇特典)について説明します。
IPOステージ別抽選(IPO優遇特典)
SMBC日興証券では、ダイレクトコースのお客さまのお預り資産残高に応じて4つのステージを設定しています。
「お預り資産残高」、「信用取引建玉金額」の直近3ヶ月の月末平均残高により、毎月、ステージが判定されます。
- ブロンズ(1票):お預り資産残高または信用取引建玉金額:250万円以上※
- シルバー(5票):お預り資産残高または信用取引建玉金額:1,000万円以上
- ゴールド(15票):お預り資産残高または信用取引建玉金額:3,000万円以上
- プラチナ(25票):お預り資産残高または信用取引建玉金額:5,000万円以上
※新規口座開設時、3ヶ月間はブロンズが適用されます。その期間に資産を多く預けると上位のステージに移行できます。
IPOステージ別抽選(IPO優遇特典)は、IPO抽選後に行われ、落選したIPOステージ別抽選の方が対象になります。
わたしは、IPOを本格的に始めて半年になりますが、まだ、IPOステージ別抽選で当選したことがありません。狭き門ですね。(^_^)
3.手数料について
SMBC日興証券の手数料は下記になります。
SMBC日興証券は、IPO主幹事引受数2位で引受株数が多いので、IPO投資には重要な口座だと思います。また、資金に余裕のある方はIPOステージ別抽選(IPO優遇特典)で当選率アップを図ると良いかもしれません。
では、また!
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