今回は、IPOの取扱数の多い五大証券の大和証券について調べてみました。
参考)五大証券とは;
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
1.特徴
大和証券の主な特徴は下記になります。
- 五大証券の1つである
- IPO引受数5位(2019年の引受数:43社/86社中)
- IPO主幹事引受数1位(2019年の主幹事引受数:21社)
- IPO抽選に外れても、プレミアムサービス(チャンス抽選)で再抽選
- IPO抽選は平等抽選
- 口座数が多い(2019年:約334万口座)
次に抽選について説明します。
2.抽選について
大和証券の抽選は、下記2段階方式になっています。
- IPO抽選(平等抽選)
- プレミアムサービス(チャンス抽選)
IPO抽選(平等抽選)
大和証券のIPO抽選は、平等抽選です。
平等抽選は、1口座に1口の抽選件が与えられます。
すなわち、申込株数が多い少ないに関係なく、当選確率が平等です。
申込時、申込株数の買付余力の確認が行われますので、事前に入金が必要になります。
もし買付余力が不足していた場合は、申込が出来ません。
抽選の割合について、少し調べてみました。
日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」の大和証券のデータから、新規公開株の個人のお客様への配分は約20~25%でした。(残りは店頭窓口です。)
大和証券の「新規公開株式抽選参加サービスのサービス概要」では、その個人のお客さまへの配分:約20~25%の約10~15%をIPO抽選※、約10%をIPOステージ別抽選※※に割り当てています。
※個人のお客さまへの販売予定数量が20億円以上場合:10%、20億円未満の場合:15%
※※新規公開株式抽選参加サービスへの申込数量が個人のお客さまへの販売予定数量に満たない場合:5%
次にプレミアムサービス(チャンス抽選)について説明します。
プレミアムサービス(チャンス抽選)
大和証券では、大和証券総合取引口座と大和ネクスト銀行口座を開設し、かつお預り資産評価額に応じて3つのステージを設定しています。
月末営業日時点のお預り資産評価額でステージを判定し、翌月から1年間、サービスが適用されます。
- プレミア シルバー(3回):お預り資産評価額:1,000万円以上~3,000万円未満
- プレミア ゴールド(5回):お預り資産評価額:3,000万円以上~5,000万円未満
- プレミア プラチナ(10回):お預り資産評価額:5,000万円以上
また、ダイワ・ポイントプログラムでチャンス抽選に参加できます。
- 10回:10,000ポイント以上
- 8回:8,000ポイント以上~10,000ポイント未満
- 6回:6,000ポイント以上~8,000ポイント未満
- 4回:4,000ポイント以上~6,000ポイント未満
- 3回:2,000ポイント以上~4,000ポイント未満
- 2回:1,000ポイント以上~2,000ポイント未満
- 1回:1,000ポイント未満
ポイントは、月間の株式・投資信託の売買手数料、国内債券・外国債券の買付金額の合計により付与されます。
- 月間の株式・投資信託の売買手数料の合計:11,000円(税込)毎に、100ポイント
- 国内債券・外国債券の買付金額の合計:100万円毎に、100ポイント
※ダイワ・ポイントプログラムは、2021年3月31日で廃止になります。
プレミアムサービス(チャンス抽選)は、IPO抽選後に行われ、落選したプレミアムサービス(チャンス抽選)の方が対象になります。
わたしは、IPOを本格的に始めて半年になります。
大和証券で「マクアケ」を当選させていただきました。\(^o^)/
そのときは本抽選で当選し、まだ、プレミアムサービス(チャンス抽選)の恩恵を受けていません。
残念です。
3.手数料について
大和証券の手数料は下記になります。
少し分かりにくいですね!
大和証券は、IPO主幹事引受数1位で引受株数が多いので、IPO投資には重要な口座だと思います。また、資金に余裕のある方はプレミアムサービス(チャンス抽選)で当選率アップを図ると良いかもしれません。
では、また!
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