そろそろ確定申告の時期ですね。
今回は、e-Taxのメリット・デメリットと準備について説明します。
e-Taxの準備は、少し手間ですが、従来の税務署へ行くことや待ち時間を考えるとメリットは大きいと思います。
2019年1年間(1月~12月)の所得の「確定申告」は、2020年2月17日から2020年3月16日になります。
みなさんも、節税に頑張っていると思います。
節税には確定申告をしっかりやる必要があります。
昔は、確定申告の提出は税務署への持参または送付でしたが、今はe-Taxと言うインターネットで電子的に手続きが行える便利なシステムがあります。
わたしは、先日、e-Taxの開通式(準備)が終わりましたので、e-Taxについて少し説明します。
e-Taxとは
e-Taxとは、国税に関する各種の手続きについて、インターネット(印刷して提出も可)を利用して電子的に手続きが行えるシステムのことです。
e-Taxのメリットとデメリットは、下記のようになります。
e-Taxのメリット
- 自宅で確定申告の作成、送信(提出)ができる
- 1月から3月の間、e-Taxのシステムがほぼ24時間稼働中(正月は休止)
- 添付書類の省略(ただし、書類の保管期間有り)
- 2020年以降、青色申告で10万円の控除有り
- 税務署側の処理が早く、還付も早くなる
- スマホでもできる
- 提出書類はe-Taxのメッセージ一覧に保管され、閲覧可
e-Taxのデメリット
- ICカードリーダー購入
- 事前準備が面倒
このデメリットの事前準備について、少し説明します。
e-Taxの準備の簡単な流れ
システム利用のための環境
もちろん、パソコンを用意します。(マックではありません)
推奨スペックは下記になります。(突っ込みどころ満載ですね)
- CPU:Pentium4(1.6GHz)以上(又はその相当品)
- メモリ:512MB 以上
- HDD:2GB以上の空きエリア
- 画面解像度:1024×768以上
- Windows 8.1または10
- ブラウザ:Microsoft Internet Explorer 11またはMicrosoft Edge※
- PDF閲覧:Adobe Acrobat Reader DC
※Microsoft Edgeは、Windows10のみ
参考にわたしの環境は下記になります。
- CPU:Intel(R) Core(TM) i7-7700K
- メモリ:32.0GB
- HDD:SSD240G、4T HDD x 2
- 画面解像度:1920×1080 x 2
- Windows10
- ブラウザ:Microsoft Edge※
- PDF閲覧:Adobe Acrobat Reader DC
※Microsoft Internet Explorer 11で設定をしましたがエラーが解除できず(原因不明)、最終的にはMicrosoft Edgeで設定しました。
電子証明書の取得
e-Taxでは、インターネットを利用してデータの受け渡しをするので、電子証明書及び電子署名が必要になります。
そのため、下記が必要です。
- マイナンバーカード
- ICカードリーダー
地方公共団体情報システム機構の公的個人認証サービスのポータルサイトで、パソコンのセットアップと電子承認の設定を行います。
ここでは、JRE8.0をインストールする必要があるのですが、わたしが使用している『ATOK』が悪さをしているようで、インストール時、OFF(google日本語入力に変更)にする必要がありました。
余談ですが、ATOKはJAVAのアップデートの時もエラーを起こします。
使っている人は少ないと思いますが注意が必要です。
開始届出の提出及び利用者認識番号の取得
e-Taxの利用開始のため、開始届出書をオンラインで送信(提出)します。
開始届出書は、紙で納税地の税務署に提出しても良いそうです。
開始届出書をオンラインで提出した場合は、利用者認識番号及び暗証番号がオンラインで発行されます。
e-Taxソフトのインストール
最後は、e-Taxソフトのセットアップとインストールを行います。
e-Taxを使った感想
このe-Taxの準備は手間が掛かり、やはりデメリットであると感じました。
この点はe-Tax普及のため、改善をしてほしいところですね!
しかし、環境が構築されると、自宅のパソコンで、確定申告、開業届、青色申告等の提出ができることと、添付書類の省略は非常にメリットが高いと感じました。
みなさんも、e-Taxの準備は大変ですが、その後のことを考えたら、おすすめです。
では、また!
0 件のコメント:
コメントを投稿